当院薬剤部は香港製薬法および国際認定機関の基準に準拠して運営されています。
目標:良質かつ総合的な薬剤業務を個々のニーズに合わせて効率よく提供いたします。
外来/退院患者への服薬指導
- 服薬指導は年中無休で提供しています。
- 退院時には患者/ご家族/介護者へ直接、服薬指導を行います。
- 処方薬を安全に正しく服用するため、当院薬剤師が丁寧にご説明いたします。
中心静脈栄養(高カロリー輸液療法:TPN)
- 当院では2000年より、経口栄養補給が不能もしくは不十分な重病患者への高カロリー輸液療法を提供しています。
- 個々の病状と一日のカロリー摂取量に合った高カロリー輸液を調製します。
- 高カロリー輸液の調製は、安全性と品質保全のため厳格な無菌管理の下で行われます。
化学療法
- 1993年に導入されたアイソレーションシステムによる無菌技術が、がん患者に対する化学療法の品質と有効性を高めてきました。
- 多くの需要に応えるため、2012年に2つのクリーンルームが新たに設置され、その後、腫瘍科センターが設立されました。抗がん剤調製室には、温度/湿度制御機能を備えた最新のアイソレーターが完備されています。
一回量配薬システム
- 当院では1983年より入院患者に対して1回量配薬システムが導入されています。これにより、処方箋オーダー、配薬、投薬の各段階における安全性を確立してきました。
- アドベンティスト病院は1回量配薬システムを導入した香港初の医療機関です。
バーコードによる与薬管理(BCMA)
- 当院内の全病棟において、バーコードによる与薬管理が徹底されています。
- 一回量配薬システムにバーコード技術が導入され、一回量包装された薬、投薬記録、本人確認のための患者リストバンドのバーコードをスキャンすることで与薬の責任管理と追跡を可能にし、正しい薬が正しい患者に正しい容量、正しい時間、正しい方法で投与されることを確実にしました。この、5R(5つのRight=正しい)と呼ばれる与薬の確認作業は、誤薬防止のために国際的に行われています。
臨床薬剤業務
- 当院薬剤部は、薬物治療におけるサービスの向上と、院内の臨床現場での薬剤業務を効果的に行うために2008年に導入されました。
- 当院薬剤部は、合理的で安全かつ費用対効果の高い薬を普及させることを目標としています。
- 当院薬剤師は、カルテ確認、薬物治療インターベンション、転倒リスクの評価、薬の副作用や抗生剤/治療薬アレルギーの有無の確認、服薬指導など様々な患者のケアに関わっています。
- 薬剤業務が適切に遂行されるよう定期的な監査が行われています。